W数にもよりますが電気を使って暖めるのでどちらも電気代は同じくらいです。
全体的に暖めるのはファンヒーター。
狭い範囲なら電気ストーブが暖かくなります。
基本的に電気ストーブは人を暖める道具で、セラミックファンヒーターはお部屋を暖める道具。
※セラミックファンヒーターのカタログには適用畳数が記載されていますが電気ストーブには記載がありません。したがって電気ストーブでは部屋は暖まりにくいです。
単純にどちらが電気代が高くなるかを計算する場合はW数が高く、長時間使った方が電気代がかかるわけなので、純粋にW数が同じで同じ時間使えば同じだけの電気代がかかることになります。
ですが、
どちらかといえば電気ストーブの方が電気代はかからないと見るべきでしょう。
なぜなら、部分的にとはいえ直接熱を伝える電気ストーブであれば、ある程度体が温まった時点で出力を下げることが容易にできるからです。
これが、セラミックファンヒーターを使った場合、部屋は暖かくなったとしても体まで温かくなるわけではないので温度を下げることができません。
まぁ、どういう目的で使うか、どういう状況で使うか、それによって条件はいくらでも変わってしまうのでどちらが電気代が高いとか、どちらが良いと言うのは一概に言えないわけです。
どうしても電気代が気になるのであれば、一番安く済むのは「エアコン」です。
これに「こたつ」を組み合わせるのが最も経済的ではないでしょうか。
もしくは、石油ファンヒーターやガスファンヒーター、石油ストーブを使う。
あくまで電気ストーブやセラミックファンヒーターは補助的に使うに留めて、メイン暖房は他のものを使ったほうが電気代は安く済みますし、暖かく過ごすことができます。
しかし、ここはあえて電気ストーブやセラミックファンヒーターを使う状況を考えてみました。
デスクで勉強や仕事をする場合
足元がめちゃくちゃ冷えるんですよね。手も冷えるけど。
電気ストーブもセラミックファンヒーターも結局足元にしか当たらないので、温まるのは下半身に限定されます。
この場合、どちらがより体を暖めてくれるのか?
これは、電気ストーブでしょう。
足元に置くことを考えると、どちらも小型なものとなりますが、電気ストーブは小型であってもしっかり熱くなるのに対し、小型のセラミックファンヒーターは送風口に足をつけないと熱が感じられないほど弱いです。
足元を暖める方法としては「パネルヒーター+毛布」でプチこたつを再現する方法が実はとってもおすすめだったりしますが、デスクで勉強や仕事をする場合は「電気ストーブ」がオススメです。
キッチンで料理をする場合
料理をしているということは手元は割と暖かいのでやはり足元を暖めたいわけですが、これに関してはセラミックファンヒーターがよいでしょう。
なぜならキッチンではその場でじっとしていることはなくてある程度動くから。
キッチンで動く範囲を暖められるのはセラミックファンヒーターがちょうどよいでしょう。
脱衣所やトイレの場合
狭い場所なのでどちらでもOKです。
そんなに長時間滞在する場所でもないので短時間で使うことを考えれば電気ストーブの方が暖かさはより感じられると思います。
高齢者のヒートショックを防ぐ手段としても脱衣所やトイレには電気ストーブかセラミックファンヒーターのどちらかは置いておきたいですね。