オイルヒーターを買うときに気にしなければいけない問題が「廃棄方法」だ。
買う前から捨てる時の話と侮るなかれ、オイルヒーターというからにはその中にはオイルが入っているわけで、そのまま粗大ゴミとしては捨てることができないかもしれないからだ。
ちなみに、自治体で回収してもらう場合は以下の通り。
自治体で回収してもらう
東京ではオイルヒーターを回収してもらえる自治体が結構多い。23区はほぼ大丈夫っぽい。
「自治体名 + オイルヒーター + 粗大ゴミ」
でググれば検索結果が出てくる。
自治体でオイルヒーターを回収できる場合の価格は300円〜最大でも1200円ぐらいだ。
ここで「オイルを抜く」必要があるのかどうか?そこに言及している自治体は東京では見当たらないので必要なしと判断できるわけなのだが、大阪市ではオイル抜きが必要になることが分かっている。
ちなみに私が住んでいる「東久留米市」ではオイルヒーターを回収できない。一応、東京都内なんだけど・・・残念すぎる。
デロンギ製オイルヒーターの廃棄方法
→https://service.delonghigroup.com/
地方自治体の回収か、デロンギで回収するかの2択。
一応地方自治体で回収してもらえる場合はそちらを利用したほうが安上がりだし、企業としても自治体で回収してもらったほうがお金がかからなくて済むわけなのでデロンギとしてはまずは地方自治体での回収を勧めている。
だが、自治体で回収できない場合はデロンギにて回収する仕組みを用意している。
デロンギ再資源化システムによる回収を利用する
必要なものはオイルヒーターを入れる「箱」
購入した時の箱が残っていれば望ましいけれども、オイルヒーターが入ればどの箱でもいいらしい。そもそもそんなでかい箱とっておける無駄スペースがありますか?
とはいえ、オイルヒーター自体ある程度大きさもあるし、重量もあるわけで、ダンボールを用意するにしてもスーパーとかで無料でもらえるものとかでは無理でしょう。
ホームセンターなどで買うとしても500円ぐらいかかる。
箱の準備が難しい場合はデロンギのサポートセンターへ連絡すれば代引き1800円で送ってくれるそう。高いねw
箱に入れたら元払いで下記住所へ送る。
処分費用は無料!
〒319-1231
茨城県日立市留町1048
株式会社近鉄ロジスティクス・システムズ気付 デロンギ・ジャパン株式会社
TEL:0120-804-280
着払いで送ると受け付けてくれないので気を付けよう。
ユーレックス製オイルヒーターの廃棄方法
→https://eureks.co.jp/support/
日本でオイルヒーターの会社と言ったらユーレックスである。
長野県茅野市にある知る人ぞ知るオイルヒーター製造会社。
廃棄方法に関しては自治体の案内は特にしておらず、自社での有料廃棄処分のみ簡単な記載がある。
処分費用が2000円(税抜き)かかる。
送料も別途かかる。
箱も用意しないといけないでしょう。
詳細はユーレックスサポートセンターで要確認。
0120-457-016(平日の9:00~17:00)
掛かる費用は全部で4,000~5,000円くらいだろうか。
廃棄費用としては結構かかるんじゃないだろうか。
ディンプレックス製オイルヒーターの廃棄方法
ディンプレックスはもはやオイルヒーターを生産していない。
オイルフリーヒーターへと全面的に切り替わっているため、オイルヒーターに関する情報もほとんど見つからない。
公式サイトにもオイルヒーターに関する情報がない。
基本的にディンプレックスでの回収は不可能と考えたほうが良いだろう。
オイルヒーターを生産していないので家電量販店でディンプレックスのオイルヒーターを新品で買うことはないにしても僅かながら中古で残存はしているわけで。
メルカリで販売している人がいた。
自治体で回収してもらえるならいいけれども、回収不可の地域では不用品回収業者(最も高額)を呼ばないといけなくなるので要注意だ。
山善製オイルヒーターの廃棄方法
山善でもオイルヒーターやオイルフリーヒーターを販売しているが、回収についての記載はどこにも見つからない。
ということは、山善ではオイルヒーターを回収していないと判断できる。
自治体の回収ができない場合は廃品回収業者に依頼することとなる。
山善のオイルヒーターを購入する前に自分の住んでいる自治体がオイルヒーターを回収してくれるかどうか確認してから購入することをオススメする。
アイリスオーヤマ製オイルヒーターの廃棄方法
山善と同じく回収はしていない。
サポートチャットで質問してみたら「自治体で処分してください」と返された。
楽天やAmazonで結構売れてる気がするのだが、買うときに捨てる時のことを考えている人はなかなかいないと思う。
後々大丈夫だろうか?
エレクトロラックス製オイルヒーターの廃棄方法
スウェーデンの家電製品会社エレクトロラックスは日本では後発になるけれども、北欧ブームに乗っかって少しずつ浸透しつつあるように思う。
北欧といえばSDGsやサステナビリティが世界1進んでいることでも知られていますが、家電製品についても同じことが言えるのかもしれません。
独自でオイルヒーターを回収するサービスこそありませんが、リサイクル事業者最大手のリネットジャパンと提携してエレクトロラックスオフィシャルサイト内の公式オンラインストア(https://www.electrolux.co.jp/)で販売されている全製品を対象に、購入いただいた方へ無料でサービスを提供するとのこと。
つまりはオイルヒーターも無料で回収してくれるということだ。
一応、オンラインストアで購入した人向けのサービスとなっているので家電量販店で購入した場合は注意が必要だろう。
ここでリサイクル業者筆頭のリネットジャパンの名前が出てきたが、リネットジャパンでオイルヒーターの回収も可能だということがわかった。
下手な廃品回収業者を使うよりはよっぽど安く済ませることができる。
ついでに古くなったパソコンを同梱すれば送料も無料となり、0円で排気することが可能となる。
オイルヒーターの廃棄方法まとめ
オイルヒーターを廃棄する場合、自治体で粗大ゴミとして回収してもらうのが最も安く簡単である。
次にメーカーの回収サービスを利用する方法もあるが、自社回収してくれるのはデロンギとユーレックスぐらいである。
デロンギはオイルヒーターそのものが高いので廃棄費用が無料なのは良い事だ。ただし送料はかかる。
ユーレックスは回収してくれるだけマシなのかもしれないが、費用は割高だ。
他社は回収や廃棄については取扱説明書にも書かれてすらいない。
そう考えると、エレクトロラックスとリネットジャパンの業務提携は画期的だ。
他の家電メーカーだけでなく、家電量販店、ECサイトでもリネットジャパンと提携して無料で回収してもらえる仕組みを広げたほうが消費者のため、ひいては日本のためにもなる。
そう思いません?
自治体での回収ができない場合はリネットジャパンを利用すべし!
古いパソコンを一緒に回収してもらえば無料となる裏ワザもあるしね。