ヘビーウェイト パーカー 20 オンス|希少な超厚手パーカーの魅力とおすすめブランド比較

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ヘビーウェイト パーカー 20 オンス|希少な超厚手パーカーの魅力とおすすめブランド比較

「パーカーなんてどれも同じ」──そう思っていませんか?
実は“オンス(生地の重さ)”でその価値は大きく変わります。
特に「20オンス」は、ほとんどのブランドが手を出さない“幻の厚さ”。今回は、NIGEL CABOURNとWEGOという両極のブランドを通して、20オンスパーカーの魅力と希少性を徹底解説します。

この20オンスクラスは、糸を極限まで詰めて編むため、製造コストも高く、特殊な機械が必要です。そのため、国内外の多くのブランドが採用を避けており、結果的に「見つけたら即買いレベル」の希少な存在となっています。

幻級!?ヘビーウェイトパーカー20オンスの正体と希少性

20オンスって実際どれくらい厚い?他オンスとの比較表

一般的なスウェットやパーカーは、12〜14オンスでも「厚手」と言われる部類に入ります。16オンス以上となると、しっかりとしたハリと重量感が出て、いわゆる「ヘビーウェイト」と呼ばれます。しかし、20オンスとなると話は別。まさに“スーパーヘビーウェイト”の領域であり、簡単に量産できるレベルではありません。
目安として、20オンスのパーカーは1枚で約1.2kg前後にもなることがあります。つまり、軽いアウター並みの重量感。
下の比較表を見ると、その厚さの違いが一目瞭然です。

生地オンス 一般的な分類 特徴
8〜10oz ライトウェイト 春・夏向け。軽くて柔らかい
12〜14oz ミドルウェイト 通年使える定番厚
16〜18oz ヘビーウェイト 秋冬中心。肉厚で丈夫
20oz〜 スーパーヘビーウェイト 希少。重厚感・耐久性・存在感が別格

「スーパーヘビー」の中でも別格!20ozはなぜ希少?

20オンス生地は、糸が太く密度も高いため、通常の編み機では縫製が難しく、機械トラブルが起きやすい素材です。さらに乾燥や染色の過程でも時間がかかるため、生産効率が著しく低いという課題があります。
それでも、NIGEL CABOURN(ナイジェル・ケーボン)はヴィンテージ再現のために、あえて旧式の吊り編み機を使い、20.5オンスの生地を実現しています。一方、WEGOは最新技術を用いて20オンス級を量産し、なんと3,000円台という価格を実現。
この2ブランドが20oz市場をリードしている背景には、伝統と革新、真逆のアプローチがあるのです。
つまり、「厚い=良い」ではなく、“厚さを扱える技術と哲学”があるブランドこそが20オンスを作れる、というわけです。


20オンスが選ばれる理由と他オンスとの違い

よくある12〜16ozとの決定的な違いとは?

12〜16オンスのパーカーは確かに十分に暖かく、一般的には「厚手」とされています。しかし、20オンスに袖を通すとその違いは歴然。まず生地のハリが全く違い、シルエットがくっきりと出ます。フードも自立しやすく、着崩れしないため、洗濯を重ねても新品のようなフォルムを保つことができます。
また、保温性も段違いで、インナーなしでも冬を越せるほどの暖かさがあります。加えて、20オンス特有の「ドライタッチ」は肌に張り付きにくく、長時間の着用でも蒸れにくいのが特徴です。
この圧倒的な存在感と耐久性が、20オンスが“最後にたどり着く1枚”と言われる理由です。


着込むほど馴染む!経年変化を楽しめる魅力

20オンスのパーカーは、着始めは硬く重く感じるかもしれません。しかし、それが魅力。繰り返し着用と洗濯を重ねることで、生地が徐々に体に馴染み、独特の風合いが増していきます。ナイジェルケーボンのモデルなどは、まさにヴィンテージスウェットの再現であり、5年後、10年後に“自分だけの形”に育つと言われています。
WEGOの20ozモデルでも、ヘビーウェイト特有の「馴染み感」は健在。高価格帯ブランドとは異なる方向性ながら、日常的にガシガシ着られるタフさが人気の理由です。


数少ない本格ブランドを比較!ナイジェルケーボン vs WEGO

NIGEL CABOURN|20.5ozの超極厚。吊り編み機が生む本物の風格

ナイジェルケーボンの「50s PARKA 20.5oz」は、1950年代のアメリカ製ヴィンテージパーカーを再現した逸品。旧式吊り編み機によってゆっくりと空気を含ませながら編み立てられ、まるでデニムのように経年変化を楽しめる構造になっています。
形崩れしないハリ感、長年着てもへたらない耐久性、そして“MADE IN JAPAN”の品質。価格は約37,000円と高価ですが、これは単なるパーカーではなく“一生モノ”のプロダクトです。


WEGO|20ozでも3,000円台!?価格破壊の衝撃アイテム

一方、WEGOの「スーパーヘビーウェイトプルオーバーパーカー」は、約20オンスの裏毛素材を使用しながら税込3,299円という驚異のコスパ。20ozクラスをこの価格で出せるのは、量産体制と素材コントロールの技術によるもの。
男女兼用・オーバーサイズ設計で、ストリートにも韓国ファッションにもマッチする万能性を持ちます。
「とにかく分厚くて丈夫なパーカーが欲しい」という人には最適の一枚です。


比較まとめ表

ブランド 生地オンス 価格帯 特徴
NIGEL CABOURN 20.5oz 約37,400円 吊り編み機による超高密度・ヴィンテージ仕様
WEGO 約20oz 約3,300円 コスパ最強・ストリート対応・男女兼用

ヘビーウェイトパーカー20オンスを使ったリアルコーデ術

存在感あるからシンプルでも映える!1枚主役スタイル

20オンスの厚みは、生地そのものが立体的に見えるため、装飾が少なくても“様になる”のが魅力です。無地のブラックやグレーであっても、ハリのあるシルエットが自然と高級感を演出。デニムやカーゴパンツなどと合わせれば、余計な小物がなくてもバランスが取れます。
フードが自立するため、アウターを重ねても首元がつぶれず、ボリューム感のあるレイヤードを楽しめます。秋冬のワードローブに加えるなら、この1枚だけで十分戦力になります。


長く愛せる1着にするためのケアとメンテナンス方法

極厚素材でも型崩れを防ぐ洗濯・干し方

20オンスのパーカーは厚みがある分、水を多く含むため、洗濯後は型崩れしやすいのが難点です。ネットに入れて弱水流で洗い、形を整えて平干しするのが鉄則。乾燥機は縮みの原因になるためNGです。
また、着用後はしっかり陰干しして湿気を飛ばすことで、生地のハリを長持ちさせることができます。
ナイジェルケーボンのような純綿素材は特に「ケア=愛着」。時間をかけて育てることで、自分だけの風合いに変化していくのが最大の醍醐味です。


まとめ

「ヘビーウェイト パーカー 20 オンス」は、数あるスウェットの中でも別格の存在です。NIGEL CABOURNのようなクラフトマンシップと、WEGOのような価格破壊モデルが共に存在しているのは、まさに今の時代ならでは。
希少性・実用性・ファッション性すべてを兼ね備えた20ozパーカーは、単なるトレンドではなく“所有する満足”を与えてくれるアイテムです。

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