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トミー・エドマン (ドジャース)をファンが語る:X上の声と数字から見る真価

プロ野球界で「守れる・走れる・打てる」という三拍子そろった選手は決して多くありません。そんな中、2024年にトレードで加入し、ポストシーズンで大暴れした「トミー・エドマン (ドジャース)」が、2025年シーズンに向けて新たなステージに上がろうとしています。5年7,400万ドルという契約延長とともに、ファンの期待も日に日に高まる中、守備・打撃・走塁、そしてチームでの立ち位置まで、あらゆる角度からその価値と挑戦を追います。

・トミー・エドマン (ドジャース)とは?

―プロフィールと来歴

トミー・エドマン(Tommy Edman)は、1995年5月9日生まれ、アメリカ・ミシガン州ポンティアック出身のプロ野球選手。身長5′9″/体重193ポンド、スイッチヒッター。ESPN.com+1 大学はスタンフォード大出身。2016年ドラフト6巡目でセントルイス・カージナルスに指名され、2019年6月8日にメジャーデビューを果たしました。ウィキペディア+1
カージナルス時代は内野・外野を自在に守るユーティリティ選手として定着。2021年にはゴールドグラブ賞を受賞しています。ウィキペディア

―ドジャース移籍までの歩み

エドマンは2024年7月29日、カージナルスからロサンゼルス・ドジャースへトレードで移籍しました。ウィキペディア+1 移籍後すぐにポジションだけでなく役割も拡大し、2024年のNLCS(ナショナルリーグ優勝決定シリーズ)ではMVPに輝き、ワールドシリーズ制覇にも貢献しました。ウィキペディア+1

―ポジションとプレースタイルの特徴

エドマンは「スーパー・ユーティリティプレーヤー」と称されるほど守備範囲が広く、2塁・遊撃・中堅・さらには3塁まで守った実績があります。守備範囲だけでなく、スイッチヒッターという打撃面の利点も持ち、走塁や盗塁にも積極的なスタイルです。
その走塁・守備価値も高く評価され、チームにとって「守れる・攻撃でも使える」存在として重宝されています。

―「ドジャース」での契約延長の背景

2024年11月29日、ドジャースはエドマンと5年7,400万ドルの契約延長を発表しました(2030年までのクラブオプション付き)ESPN.com+1 契約内容には1,700万ドルのサインボーナスが含まれ、契約の一部は将来にわたって繰り延べ支払いとなっています。Viva El Birdos+1
この延長は、トレード直後に即戦力として活躍したエドマンを、長期的にチームの核として据える意図が明確と捉えられています。

―2024年までの実績ハイライト

  • 2024シーズン:ドジャース移籍後、37試合で打率.237、6本塁打、20打点。ウィキペディア

  • NLCSで打率.407・11打点というクラブ記録的な活躍を見せ、シリーズMVPに。ウィキペディア+1

  • キャリア通算(2025年時点):打率.258、本塁打72本、打点291、盗塁115。ウィキペディア


・2025シーズンに向けた注目ポイント

―契約延長後の期待とプレッシャー

契約延長後の2025年、ドジャースはエドマンに攻守両面で「次のステージ」を期待しています。契約で示された信頼・長期起用の意図は、彼自身にも「このチームで勝ち続ける」というプレッシャーをもたらしています。
とはいえ、前半戦に見せた移籍直後の活躍によって、既にファン・チーム双方の期待値は高まっており、「契約に見合った働きを」という視線も強まっています。

―ケガ・コンディションのチェック

2025シーズン、エドマンは足首のケガに苦しんでいます。4月30日付で右足首炎症により10日間の故障者リスト入り。MLB.com+1 また8月にも同じ右足首の捻挫で再びIL入り。Reuters このため守備位置の制限も出ており、出場機会・動きという面で不安材料も存在します。
健康を維持できるかが、2025シーズンにおける大きな鍵となるでしょう。

―攻撃面での進化の鍵

攻撃面では、2025年に入り打率.225、13本塁打、49打点という数字が出ています。MLB.com+1 打率・出塁率ともに以前の水準からやや低下しており、昨年のNLCSで見せた打ちまくる姿の延長とは言い難い部分があります。
そこで注目されるのが、スイッチ打者として左右どちらからも効果的に打てるか、そして走塁・バント・ヒットエンドランなど多彩な攻めができるか、という「着火スイッチ」の維持です。

―守備・走塁での貢献度

彼の最大の強みとも言える守備・走塁力も、2025年はやや影響を受けています。Statcastデータでは2025年の平均打球速度やハードヒット率は依然高水準を維持しています。baseballsavant.com
ただし、足首のケガの影響から外野守備起用が減ったり、盗塁の機会が減るなど、これまでの“全方位活躍”がやや制限されている印象です。守備範囲・ポジションバリエーションという意味で、どう回復・貢献を見せるかがポイントです。

―チーム内での役割と変化

ドジャースはスター級の選手が多く、エドマンは「縁の下」の働きができる選手として迎えられましたが、今や“契約延長”ということでそのポジションも進化しています。2025年は2塁・中堅・3塁と複数守備を任され、打順も中軸付近で起用される機会が増えています。
これまでの“守備で貢献+走る”という枠から、“攻撃でもチームを引っ張る存在”への転換が期待されています。


・X(旧Twitter)に見るファンの声

―ポジティブな反応例紹介

I love Tommy so much and he doesn’t know I exist」など、ファンが純粋にエドマンを応援する声が多く見られました。 Reddit
One of our postseason heroes coming home for a nice extension what great news.」というコメントもあり、2024年ポストシーズンでの活躍が契約延長に直結したという認識が広まっています。 Reddit
また、エドマン自身の言葉として「I was really excited when I found out they were interested in an extension as well.」というものも紹介され、ファンは彼の“チーム愛”を歓迎しています。 Facebook

―懸念・批判の声も探る

一方で「この契約金/年齢/ケガのリスクを考えると?」という慎重な声も出ています。X上では「Is 5‑year deal fair for a player coming off injuries?」というようなコメントも散見されます。
ケガの報道(足首痛)を受けた「大事な場面で使えるか?」という疑問の声も出ており、ファンの期待と同時にプレッシャーも高まっています。

―「トミー・タンクス(Tommy Tanks)」という愛称?

ファンの間ではエドマンを“Tommy Tanks”(タンクのようにガンガン行く選手)と呼ぶ愛称も広がっています。Redditなどでは「Tommy Tanks says he’s excited but we’re the ones more excited for him」という投稿も。 Reddit
この愛称が示しているのは、小柄ながら“タフに・粘り強く・どこでも守る”という印象がファンに強く残っていることです。

―契約延長についてのファン議論

「ドジャースがこの延長をしてくれた」「長くチームに残ってほしい」という声が多数ある一方で、「もっと大砲タイプの打者を取ればよかったのでは?」という対比も論点となっていました。
「This is going to be the best‑valued contract the Dodgers sign this offseason… mark my words. edman is not big, flashy, or sexy… he is small, scrappy, and DEPENDABLE in the clutch.」というコメントもあり、契約価値と役割を喜ぶ声が少なくありません。 Reddit

―ケガ報道時の反応と期待度の変化

2025年4月30日の足首炎症によるIL入り発表時には、「またか…」「怪我さえなければ」という声が上がりました。 Reuters
その後8月の再度の足首捻挫で「シーズン後半どうなる?」という不安も広がっています。 Reuters ただし、それでも「復帰してくれたら心強い」という期待感は根強く、ファンとしての信頼は揺るいでいません。


・数値で見るトミー・エドマンの今

―打撃・守備・走塁の主要スタッツ

2025シーズン(レギュラー)での主な数字は以下の通り:

―2024〜25シーズンの推移

2024移籍直後から2025年にかけて、守備ポジションが多様になった一方で打率・出塁率が下がっている点に注意が必要です。ケガの影響、起用ポジションの変化、打席数の減少などが背景として考えられます。
例えば2024年は打率.237・本塁打6本という移籍直後の数字。ウィキペディア 2025年は13本塁打を記録したものの、打率が低迷しました。

―契約延長の年俸&費用対効果

5年7,400万ドルという契約は、延長対象としては割安と捉えられており、将来的にも利益を生み得る契約と分析されています。Viva El Birdos+1
特に「約3分の1が将来支払い(繰延)」「2030年のクラブオプション付き」という構造は、ドジャース側のリスクコントロールが効いた内容という評価もあります。

―同年代選手との比較表

項目 トミー・エドマン(2025) 同年代平均/近似選手
打率 .225 約.250〜.260
本塁打 13本 約15〜20本
守備ポジション数 多数(2塁・中堅・3塁) 通常1〜2ポジション
契約延長年数/金額 5年/7,400万ドル 通常6〜8年/1億ドル前後の選手も
ケガによる出場制限 足首炎症など2度IL入り ケガ無い選手との差あり

(※数字は目安です)
エドマンの特徴は「守備・走塁・多ポジション対応」ですが、打撃面・健康面での改善余地が見えます。

―将来への予測と目安

エドマンには以下のような課題・可能性があります:

  • 足首の健康維持 → 2025後半の足首再発が懸念材料。守備位置を2塁寄りに限定する可能性あり。

  • 打撃改善 → 打率・出塁率を.260近辺まで上げられれば、契約以上の価値が出せる。

  • 多ポジション価値を活かす → 中堅・二塁・三塁と守れる選手は希少。守備価値+走塁価値を保持できる限り強み。

  • 契約年数を考えると、2025〜2029年の5年間で安定して活躍できれば「コスパ良契約」の典型となるでしょう。


・ファンとして知っておきたい3つのポイント

―試合観戦時のチェックポイント(ポジション・起用法)

観戦時には、エドマンがどこの守備位置で起用されているか注目しましょう。2025年は2塁起用が中心となっており、足首ケガの影響もあって中堅守備がやや制限され気味です。True Blue LA また、打順も中軸(6番〜8番など)で起用されることが多くなり、ランナーが入った場面・走塁機会など「打つだけでなく動く」場面もチェックポイントです。
さらに、打席時にスイッチヒッターならではの左右打席の違いや、試合展開での代走・守備交代投入などの“活きた使われ方”にも注目すると、より楽しめます。

―グッズ・応援スタイルのヒント

エドマンの愛称「Tommy Tanks(タンクス)」、「Tommy Edman」のロゴ入りユニフォーム、背番号25(2025年より25に変えたという記録もあり)MLB.com が人気です。スタジアム観戦やSNS投稿の際には「#TommyTanks」などのハッシュタグをチェックするとファンコミュニティとの一体感も味わえます。
また、守備範囲の広さ・好走塁関連のプレーが多いので、守備シーン・盗塁成功の瞬間を狙って応援すると“見せ場”を共有できます。

―SNSで応援・コミュニケーションを楽しむ方法

X(旧Twitter)ではトミー・エドマン関連の投稿が頻出しています。例えば「@LADTerritory」が “How do you feel about Tommy Edman’s 5‑year, $74 M extension?” という投票付き投稿を行っており、ファン間の議論をたどるのに良い入口です。X (formerly Twitter)
さらにハイライト映像がYouTube等でも出回っているので、SNSで「Edman defensive highlights」「Edman clutch hit」で検索して、応援メッセージとともにシェアするのも盛り上がります。
ファンコメントを発信する際には「#Dodgers」「#TommyEdman」「#TommyTanks」などを併用すると、ドジャースファンコミュニティで反応をもらいやすくなります。

―注目しておきたい場面・月ごとの見どころ

  • 開幕~5月:足首炎症によるIL入りがあったため、「復帰直後」「調整時期」を観るにあたり注目です。MLB.com

  • 6月~8月:本格稼働期。多ポジションで起用されるか、中軸打順でどれだけ貢献できるかを見ましょう。

  • 9月~ポストシーズン:ケガの影響を克服できているか、そして「守備・走塁・打席」で勝負どころでの出番があるかが見どころです。特に2024年にポストシーズンで大活躍しただけに、再現できるかが注目です。

  • グッズ展開・応援企画:契約延長後ということで「5年契約」記念グッズが出る可能性もあり、ファン視点では情報をチェックしておきたいタイミングです。

―今後の契約・移籍・活躍予想まとめ

エドマンは2025〜2029年が契約の“勝負どころ”です。この期間、ドジャースで主戦級の起用を維持できると、契約以上の価値を生むことが期待できます。逆にケガ・出場機会の低下が続くと、契約の重みから「期待外れ」という声も出かねません。
ユーティリティ能力という観点では、他球団でも「似たタイプの選手」が少ないため、2020年代中盤以降も価値は高く評価されると考えられます。
ファンとしては「守備位置が変わる月」「打順が変わるタイミング」「起用パターンがどう変化するか」を観察しておくと、いち早く“変化の兆し”を感じ取れます。


まとめ

今回は「トミー・エドマン (ドジャース)」というキーワードを軸に、来歴・契約・2025シーズン注目ポイント・ファンの声・数値での分析・観戦応援ヒントまで幅広く解説しました。守備・走塁・多ポジション起用という“万能型”の魅力がある一方で、ケガや打撃の低迷が今回のシーズンでは課題となっており、ファンとしては“回復と進化”というストーリーに注目したいところです。
SNS上のファンコメントや応援の盛り上がりも、選手の人気・期待値を裏付ける材料となっています。

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