🌸 万博おばあちゃん 山田外美代さんとは?
「万博おばあちゃん」として知られる山田外美代(やまだ・とみよ)さんは、愛知県瀬戸市出身の76歳。
2005年の「愛・地球博」で全日程を皆勤し、その後も上海・麗水(ヨス)など世界各地の万博に通い続けてきた熱烈な万博ファンです。
万博ごとに現地へ長期滞在し、会場スタッフや来場者と交流を深めてきたことから、ファンの間で「万博の生き証人」とも呼ばれています。
🏠 万博のために大阪へ引っ越し、184日間の“皆勤賞”
2025年の大阪・関西万博でも、山田外美代さんは“本気”でした。
愛知県の自宅を離れ、大阪市内に部屋を借りて半年間滞在。
4月13日の開幕から10月13日の閉会まで、184日間、1日も休まず通い続けたのです。
「熱が出ても、けがをしても頑張れた184日間でした」と涙ぐむ山田さん。
夫・鐘敏(しょうびん)さん、長男・和弘さんのサポートを受けながら、毎朝会場に立ち続けました。
🌍 ギネス世界記録も認定!“648日通い続けた”万博人生
万博への情熱は記録にも残りました。
山田外美代さんは、これまでの万博来場日数が通算648日となり、
9月5日に「万博を訪れた最多日数」としてギネス世界記録に正式認定されました。
会期中は「万博PR大使」としてメディア取材を受け、
「万博の楽しみ方」「海外パビリオンの魅力」「人とのつながり」などを多くの人へ発信しました。
🎉 閉会式での涙と笑顔「今日が最後という気持ち」
10月13日午前9時、閉会式の日。
山田外美代さんはいつものように入場ゲートをくぐり、最後のスタンプを押しました。
「今日が最後という気持ちです」と語った山田さんは、
三菱未来館などに立ち寄りながら、半年間お世話になったスタッフたちに
「ありがとう」を一人ひとり伝えて回りました。
会場では多くの関係者が拍手で見送り、SNSでは
「#万博おばあちゃん」「#皆勤賞」がトレンド入り。
その笑顔と涙に「本物のレジェンド」「日本の誇り」と称賛が広がりました。
💬 「また次の万博で会いに行く」—未来への約束
閉会後、山田外美代さんはこう語りました。
「万博は終わっても、また次の万博で会いに行くから寂しくはないです」
万博を「人と人がつながる場所」と信じ続ける彼女の姿勢は、
会場を訪れた若い世代にも大きな影響を与えました。
50年前の1970年大阪万博を知る彼女が、
2025年の万博でも再び“希望の象徴”となったのです。
🕊 まとめ:万博おばあちゃん 山田外美代さんがくれた“未来へのバトン”
「皆勤賞」は単なる記録ではなく、情熱と継続の証でした。
万博おばあちゃん 山田外美代さんの生き方は、
“どんな時代でも夢を追い続けることの大切さ”を教えてくれます。
彼女が最後に残した「また次の万博で会いに行く」という言葉は、
未来を生きる私たちへの希望のメッセージとして語り継がれていくでしょう。