ワークマンの電熱ベスト(ヒーターベスト)を価格、口コミ、他社と比較調査しました!

電熱ベスト

ワークマンの電熱ベスト(ヒーターベスト)を価格、口コミ、他社と比較調査しました!

電熱ベストといえば作業着、作業着といえばワークマン!

ということで、ワークマンで販売されている電熱ベストを価格、口コミ、他社と比較してどうなのかを調査しました。

ちなみに、ワークマンでは電熱ベストではなく「ヒーターベスト」「元祖着る炬燵(こたつ)」と呼んでおり、「Wind Core(ウィンドコア)」というブランドを作っています。

なので「電熱ベスト ワークマン」で検索するとなかなか本家サイトにたどり着かないという残念な結果につながっています。

そして、ここが大事なところですが、ワークマンの電熱ベストはオンライン販売をしていません。ワークマンの店舗でのみ購入することができます。

なので、Amazonも楽天もYahooショッピングもワークマンのオンラインショップでさえもネットから購入することはできません。

なぜワークマンはネットで電熱ベストを販売しないのか?

これは単なるアパレル商品ではなく、ヒーターが組み込まれたアパレル家電となるため、どうしても扱いが分からなかったり、バッテリー不良やヒーターの動作不良があったりで返品率が高くなりがちだからだと推測できます。

ただでさえ返品率が高いと推測できる商品をオンラインで販売してしまうと、顧客対応(お客様への電話・メール対応・商品の返品受付/不良品の交換/良品の発送)をするだけでオンライン販売部署がパンクしてしまいます。

それだけでなく、そこに掛かるコスト、人件費・交換商品・送料なども余計に掛かってしまいます。

低価格で販売しているからこそ余計なコストは掛けられない。であれば、店舗のみで販売することでリスクヘッジをしているのです。

全国に店舗展開しているワークマンだからこそできることでもあります。

そう考えるとワークマンの強みを活かした最善の販売方法でもあるのかもしれません。

ワークマンの電熱ベストの値段はいくら?

ワークマンのWindCoreヒーターベストは4種類あります。

  • WindCoreヒーターPROCORE(R)ベスト 税込4,900円
  • WindCoreヒーターベスト 税込3,900円
  • WindCoreヒーターインナーベスト 税込3,900円
  • WindCoreヒーターボアフリースベスト 税込3,900円

これはバッテリーなしの値段です。

バッテリーはこちら

  • Wind Core(ウィンドコア)ハーフバッテリー8Vセット 税込4,900円

ワークマンの電熱ベスト用のバッテリーは6Vと8Vの2段階出力となっており、一応専用品となっているようです。

通常のスマホなどに使うモバイルバッテリーは5V出力なので8Vはちょっと出力が大きくなっています。モバイルバッテリーというと容量ばかり気にしがちですが、電熱ベストや空調服といったアパレル家電にとっては出力の方が大事です。なにせパワーが出せなければ温かくもできないし、ファンも回せないからです。

ちなみにワークマンのバッテリーは容量がどこにも書いてないのですが、8Vで7時間、6Vで9時間の稼働時間、重量約130gとなっているのでおそらく7000mAh前後くらいではないかと思います。

ワークマンの空調服にも使えるようですが、空調服では出力が弱いのでヒーターベスト専用と考えても良いかもしれません。

ワークマン電熱ベストのバッテリーは互換品で使えるものはあるのか?

先述したようにワークマンのバッテリーは8Vおよび6V出力の専用バッテリーとなっています。おまけにベストに繋ぐケーブルもUSBではなく、アダプタの差込ソケットとなっています。

ということは、やはり専用品でしか使えないのでは?と思ってしまいますが、どこの世界にも抜け道というものは存在するもので。

8V出力のモバイルバッテリーはなかなか見つからないものの、USBの変換ケーブルを付けることによって8V出力にできるようです。

これにより差し込み口のソケットの問題とバッテリーの出力の問題が同時に解決されるということになります。素晴らしいですね。

ワークマン ヒーターベスト・ヒーターパンツ 対応 8.0V出力 USB Type-A QCトリガーケーブル

今のところ低評価はないので詐欺商品ではないと思いますが、こんなので本当に出力変わるの?という疑念はなくはないです。まぁ、値段が高いものでもないので既存のモバイルバッテリーを流用したい人はモノは試しに買ってみても良いと思います。

2022年のワークマンの電熱ベストの発売日はいつ?店頭にないんだけど・・・2021年は?

年々認知度が高まり、人気も高いワークマンの電熱ベスト。

欲しいと思う人も年々増えて、けれども店頭でしか手に入らないということもあってか、すぐに売り切れてしまうようです。

2021年の時には9月20日頃から販売開始していました。

そして、2022年においてもそれは同様なのですが・・・

ここで1つ知っておいてもらいたいことは、発売日に全ての在庫を投入できるわけではないということです。

どういうことかというと、店頭に並べる商品はもちろん数に限りがあり、ましてや全国展開で店舗数がたくさんあるワークマンなら1度に入荷できる数量もそんなに多くはありません。なにせ販売日は決まっており、全国で一斉に販売されるわけですから。

もちろんPOSデータによって売れ行きは管理しているので、この店舗はこれだけ売れるというのが分かっていれば売れる店舗に数量を多く配分するということはあるでしょう。ただ、売り切れる数量で配分しているので数は多かったとしても行ってみたら売り切れになっているということは当然あります。

ここでもう1つ覚えておいてほしいことが、入荷は1回だけとは限らないということです。

売れる商品であればなおさら追加発注をします。生産・供給さえ間に合えば追加でどんどん入荷されていくのです。

あとは、その入荷のタイミングを知ることができればOKということなのですが、そこで登場するのがTwitterです。Twitterに力を入れている店舗であれば入荷のお知らせを受け取ることができるのです。

近くのワークマン店舗でTwitterをやっていたら登録しておきましょう。

ワークマンのヒーターベストをどうしても手に入れたいならメルカリやヤフオクで買うこともできなくはない

ワークマンの店頭に行っても電熱ベストが売り切れていてなかなか手に入れることができない、でもどうしてもワークマンの電熱ベストが欲しい!というワークマンLOVEな方にはメルカリやヤフオクで購入するという方法もあります。

ただし、中古でもよければですが。

中古にしては高いのでは?という声もありますが、そこは需要と供給の問題です。

需要が高くて供給が少なければ値段は高くなりますし、その逆なら安くなります。

新品で売っている場合は転売価格となるので店頭よりも高い値段になるでしょう。

個人的にはAmazonや楽天で販売している電熱ベストの方が性能良いのでワークマンにこだわる必要性はまったくないと思っていますが、あくまでワークマンLOVEな方にはこういう方法もありますよ!っていう話です。

ワークマンの電熱ベストの端子はUSBではありません。

これ、とってもやらしい作りになっていますが、ベストからケーブルがひょろっと伸びていて、専用バッテリーに差し込むようにできています。

差し込み口はUSBではなく電源アダプターのプラグ的な形状なのです。

こうなると普通のスマホに使っているようなモバイルバッテリーを使うことができません。

つまりはワークマンのバッテリーを購入してください!

と、暗に言っているのです。いやらしいですね~。

しかし、抜け道はあるもので。

これですね。

ワークマン ヒーターベスト・ヒーターパンツ 対応 8.0V出力 USB Type-A QCトリガーケーブル

こういうものを使えばワークマンの専用バッテリーを買わなくても既存のモバイルバッテリーを流用できます。

ワークマンの電熱ベスト(ヒーターベスト)が断線してしまったらどうすればいい?

ワークマンの電熱ベストといえども不良はあります。中国製造だろうが日本製造だろうが不良品は出ます。

しかも衣類の中にヒーターを入れて配線を通すのだから中身を見ることが出来ない分、元々断線していてもわかりにくいですし、最初は断線していなくても着始めたら断線してしまうということもありえます。

こんなときのためにワークマンの電熱ベストには6ヶ月間の保証期間が付いています。

ここが他社とは違うところです。

Amazonなら30日間返品交換できますし、楽天なら店舗によって変わりますがサイズが合わない場合は1週間、保証も1ヶ月、レビューを書いたら3ヶ月などとなっています。

保証期間が6ヶ月もあれば1シーズンは大丈夫ということになりますので安心感があります。

この保証期間内であれば断線や電熱線の接触不良などがあっても無償で修理してもらうことができます。

ただし、誤って洗濯をしたり、落下して破損した場合には有償修理になります。

交換は受け付けておらず不良品は返品した上で改めて購入することになります。

ワークマンの電熱ベストの口コミ

基本的に店頭でしか買えない商品のためか、ワークマンのオンラインショップにも口コミがほとんど書いてありません。1つだけ断線して修理してもらったけど翌年また断線した、という口コミがありました。

ならばとTwitterでも探してみましたが、「ヒーターベスト買ったどー!」というTweetは多いのですが、着心地だったり不満だったりというのはなかなか見当たりませんでした。手に入りにくいものを手に入れた喜びをTweetすることはあってもその後使用感や不良のことについてまではTweetする人はなかなかいないものですね。

ワークマンがTwitterに口コミを書いてください!というような働きかけをすれば増えるかもしれませんけど。

そう考えるとAmazonや楽天なんかはその辺の働きかけが強力です。その分、不良や対応の悪さなどには手厳しくなりますけどね。

ワークマンの電熱ベストを他社と比べてデザイン・品質・価格はどうなのか?

他社といってもどこと比べるかによって変わってきますが・・・

個人的な見解ですがどちらが優れているかを比較してみます。

ワークマン VS ビバホーム

デザイン性:ワークマン〇

ビバホームの電熱ベストはシンプルな作りで襟なしのライトダウンっぽい作りのものと、襟付きのもの、襟なしダブルヒーターの3種類があります。2022年モデルのカラーバリエーションはメンズがブラックとグレー、レディースがアイボリーとブラックの2色展開です。

ビバホームは基本的に種類が少ないですね。2021年モデルも残っているようで安く売られています。

デザイン性としてはワークマンの圧倒的勝利です。シンプルな1色ものから柄もの、ポケットのデザインなど作業着に特化したアパレルメーカーとしてのデザイン性は非常に優れています。

品質:ビバホーム〇

デザイン性では劣るものの、品質としては悪くない、いやむしろビバホームの方がいいのではないかと思います。ベストの裏地にアルミプリント加工がされているのでヒーターなしでも保温効果は高まりますし、ヒーターも3つ付いています。ダブルヒーターなら前面にもついて7箇所です。

何より専用バッテリーを必要としないというところが好感がもてます。

サイズ展開もS~5Lまで揃えてあるのは素晴らしいです。

ワークマンの電熱ベストは専用バッテリーなので出力が高い分、ヒーターも温かくなりますが、発熱箇所は2箇所と少ないのです。

まぁ、どちらも中国製造(日本製造と書いているブロガーさんがいましたが、ヒーター部分のみ日本製であってベストは中国で作られています)なので品質の差はどっこいどっこいといったところが本音ではありますが、裏地のアルミプリントと市販のバッテリーが使えるところ、豊富なサイズ展開といったところで品質はビバホームに軍配を上げさせていただきました。

価格:ベスト単体ならワークマン、セットならビバホーム

ベスト単体で見ると3,900円~のワークマンの方がお安いです。ビバホームは4,378円~です。

ただし、セット価格にするとワークマンは3,900+4,900=8,800円ですが、ビバホームは6,578円です。

ベストは安いけどバッテリーが高い(しかも専用)ワークマンを選ぶか、ベストは高いけどバッテリーが安いビバホームを選ぶか・・・どちらにするかはあなた次第です。

ワークマン VS カインズホーム

デザイン性:圧倒的にワークマンだけど、光るボタンを隠したいならカインズホーム

カインズホームのオンラインショップを見るとやたらと数がいっぱいあるように見えますが、サイズや色ごとに商品を並べているだけで実際はそこまで種類は多いわけではないようです。これは見づらくてしょうがないので改善してもらいたいですね。

カインズホームの電熱ベストも特にデザイン性という面で見るとワークマンに遠くおよびません。作業着としてはありですが、アウトドアキャンプには着ていかない感じ、わかるでしょうか。

唯一、ヒーターのボタンがポケットに隠れるところはいいなと思いました。あのボタンって光って目立ちますからね。悪目立ちします。インナーとして中に着込むなら隠れるからいいんですけど、アウターとして着ると光ってるところに目がいきますからね。

品質:ワークマン〇

しょうじきどっこいどっこいではあります。

ヒーターは背面に2箇所というのは変わりませんが、カインズホームの電熱ベストは説明がほとんどありません。ヒーターがどこに入っているとか、ヒーターの素材は何を使っているとか、全然分かりません。こうなると品質以前の問題です。

カインズホームの電熱ベストも専用バッテリーを使うようにと書いてありますが、5V2Aのバッテリーなので市販品で流用できます。

ワークマンは8Vの専用バッテリーで流用できませんが、ヒーター数が同じ数であればワークマンの方が出力が強い分、温かくなります。

ということで、品質はワークマンの方が良いです。

価格:ワークマン〇

カインズホームの電熱ベストは最安で3,480円、最高で21,128円までと幅広い価格帯となっています。2万って!なんでこんなに高くなるのか意味不明ですが、売れ筋とみられるのは4,980円の価格帯です。ワークマンの電熱ベストは3,900円と4,900円の2つの価格帯しかありません。最安値ではカインズホームに軍配があがりますが、デザインや品質などを比較するとワークマンの方がコスパ的に安いと思えるでしょう。

ワークマン VS DCMホールディングス

デザイン性:やっぱりワークマン強し

DCM系のホームセンターはDCMを始め、カーマ、ダイキ、ホーマック、サンワ、くろがねや、ケーヨーデイツー、ホダカからなる巨大グループです。とはいえ、ホームセンターの域を出ないデザイン性ではワークマンには勝てません。

品質:DCM〇

デザインはワークマンに及びませんが、品質は優れています。裏地もアルミプリント加工が施され、ヒーターも背中と前面にも配置されています。バッテリーも市販品が使えます。

惜しいのは背中のヒーターを腰部分にも入れて欲しかったです。

価格:ワークマン〇

DCMの電熱ベストは5,478円です。コーコス信岡というメーカーが製造しています。DCMが直接製造に関わっていない分、割高になっているのかもしれません。こうなると価格面での優位性はワークマンにありですね。

ワークマン VS Amazon・楽天

デザイン性:ワークマンが上だけども、検索しだいではAmazon・楽天

アマゾンも楽天も「電熱ベスト」で検索すると黒いベストがズラッと並びますが、「電熱ベスト バートル」などのようにちょい足しすることでデザイン性に優れた商品を見つけることができます。

基本的に中華メーカー直輸入のものはデザイン性に優れたものはなく、日本のメーカーが企画デザインしているものは優れている傾向にあります。

日本のアパレルは斜陽産業となってしまっていますが、その生産技術は失われつつありますが、ものづくりの精神は今も残っているのだと思います。

品質:中華製でも侮るなかれAmazon・楽天〇

ワークマンの電熱ベストはデザイン性には優れていますが、品質に対してはそこまで重点は置かれていません。どちらかというと価格に合うように削りに削って必要最低限な部分を残しているという感じもします。

逆にAmazon・楽天で販売されている電熱ベストはこれでもか!というほど品質や性能をモリモリにしています。電熱ベストはデザイン面よりも品質や性能での比較検討がしやすいからです。ヒーターの数、付属のバッテリー容量、素材などなど。

ただし、大量生産による不良品や梱包ミスなども多いのが難点でもあります。

価格:Amazon・楽天〇

これも検索条件を安い順に並び替えることが必要ですが、2,000円前後から探すことができます。Amazonはなんと10円から販売されていますが、これは送料が2,480円というトリックですので騙されないように気をつけてください。

デザイン面を考慮しなければAmazon・楽天で買ったほうが安く買えます。

おわりに

他社比較のところで思い付くままに有名ホームセンター系列と比較してしまいましたが、作業着メーカーの方が良かったかなと今更ながら思いました。なので、作業着メーカーとの比較も今後追記していきたいと思います。

しかしながら、ワークマンのデザイン性の高いこと!これには本当に感心するしかありません。アウトドアブランドとしても堂々と渡り合えるデザインには感服です。尚且つ安い。その分品質的には目をつぶる部分はありますが、それでもデザインとコスパが高ければ女性も食い付くのが頷けます。なるほどワークマン女子とはこうして生まれるのだなと。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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