AirDropは、ケーブルもアプリもいらずに、その場でサッと写真や動画を渡せるとても便利な機能です。でも実際には、「なぜか相手が表示されない」「待機中のまま終わらない」といったトラブルも多く、「エアドロップ 送信できない…」とモヤモヤした経験がある人は少なくないはず。
この記事では、iPhone・iPad・MacでAirDropがうまく動かないときに確認すべきポイントを、基本チェックから状況別パターン、最終手段や代替案まで、順番に分かりやすくまとめました。難しい専門用語はできるだけ避けて、中学生でも読めるレベルの言葉で解説しています。
AI要約
・「エアドロップ 送信できない」ときの原因の多くは、Wi-Fi/Bluetooth設定やAirDropの受信設定のミスなど、ほんの少しの確認で解決できます。Appleサポート
・iPhone・iPadでは、コントロールセンターの設定やスクリーンタイム、個人用ホットスポットが原因になっているケースがとても多いです。Apple Support Communities
・Macの場合は、FinderのAirDrop画面・検出設定・ファイアウォール・OSのバージョンを見直すことで改善することがよくあります。Appleサポート+1
・「相手の名前が出てこない」「ずっと待機中のまま」など、状況別に原因が分かれるので、この記事ではシーン別にチェックできるように整理しました。
・それでも直らないときの最終手段や、AirDropの代わりに安心して使える共有方法もまとめています。
目次
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エアドロップ 送信できないときの基本チェック
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エアドロップ対応機種とOSバージョンを確認する
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Wi-FiとBluetoothがオンになっているかを確認する
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AirDropの受信設定(連絡先のみ/すべての人/コード共有)を見直す
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端末同士の距離・向き・機内モードをチェックする
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再起動と簡単なリセットで解決するケース
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iPhone・iPadでエアドロップ 送信できないときの対処法
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コントロールセンターからAirDropを正しくオンにする手順
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個人用ホットスポット・インターネット共有が邪魔していないか
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スクリーンタイム・コンテンツ制限でAirDropがブロックされていないか
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大容量動画・HEIF画像で送信に失敗するときの対処法
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iOSアップデートとネットワーク設定リセットで根本解決を狙う
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MacでAirDropのファイルが送信できないときの対処法
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FinderのAirDrop画面と「検出可能な相手」の設定を確認
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MacのWi-Fi・Bluetooth・ファイアウォール設定を見直す
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古いMac/古いOSでAirDrop自体が非対応の可能性
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社内ネットワークやセキュリティソフトがブロックしているケース
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iPhone⇔Mac間だけ送れないときのチェックポイント
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状況別「エアドロップ 送信できない」よくあるパターン
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相手の名前やアイコンが一覧に出てこない
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ずっと「待機中」「送信中」のまま終わらない
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一度は送れたのに急にAirDropできなくなった
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特定の相手・特定のアプリだけ送れない
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外出先やカフェなど特定の場所でだけ失敗する
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それでもエアドロップ 送信できないときの最終手段と代替案
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Apple公式サポート手順を一通り試す
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バックアップを取ってからの設定リセット・初期化
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iCloudリンク・共有アルバムなど別の共有方法を使う
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大事な仕事のデータを安全にやり取りするコツ
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今後AirDropトラブルを減らすための日常的な習慣
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エアドロップ 送信できないときの基本チェック
エアドロップ対応機種とOSバージョンを確認する
そもそも自分のiPhoneやMacがAirDropに対応していないと、いくら設定をいじっても「エアドロップ 送信できない」状態のままです。AirDropは、iPhoneなら5以降、iPadなら4以降、Macなら2012年以降の多くのモデルで使える機能です。ただし、かなり古いOSだと挙動が不安定になったり、iPhone⇔Mac間のやり取りがうまくいかない場合があります。ウィキペディア
まずは両方の端末でOSバージョンを確認しましょう。iPhoneなら「設定」→「一般」→「情報」、Macなら「Appleメニュー」→「このMacについて」でチェックできます。可能であれば、最新またはそれに近いバージョンまでアップデートしておくのがおすすめです。特にiOSやmacOSは、AirDrop周りの不具合修正がアップデートに含まれていることがよくあります。最新OSが怖い場合でも、あまりに古いまま使うのはトラブルの元です。一度バージョンを確認して、「自分の環境がAirDrop前提の想定内に入っているか」をざっくり把握しておくと、原因の切り分けがグッとラクになります。
Wi-FiとBluetoothがオンになっているかを確認する
AirDropは、Wi-FiとBluetoothの両方を使って近くの端末を探し、データをやり取りしています。どちらか一方でもオフだったり、機内モードのままだったりすると、そもそも相手の端末を検出できません。Appleサポート+1
iPhoneの場合は、画面右上からスワイプしてコントロールセンターを開き、Wi-FiとBluetoothのアイコンが点灯しているかをチェックします。Macなら画面右上のコントロールセンター(またはメニューバーのアイコン)で同様に確認できます。ここでよくあるのが、「アイコンはオンっぽいけど、内部的に調子が悪い」パターンです。この場合はいったんWi-FiとBluetoothをオフにして数秒待ち、もう一度オンにしてみてください。
また、機内モードをオンにしているとBluetoothは動いていてもWi-Fiが完全にオフになっていることがあります。その状態ではエアドロップ 送信できないので、機内モードをオフにするか、Wi-Fiを個別にオンにしましょう。細かいようですが、このレベルの基本設定ミスが原因になっているケースは想像以上に多いです。
AirDropの受信設定(連絡先のみ/すべての人/コード共有)を見直す
AirDropには「誰から受信を許可するか」という設定があります。iPhoneの「設定」→「一般」→「AirDrop」またはコントロールセンター、Macの「AirDrop」画面から、「受信しない/連絡先のみ/すべての人(または近くの人)」などが選べます。相手が「連絡先のみ」にしていて、あなたが連絡先アプリに登録されていない場合は、一覧に表示すらされません。Appleサポート+1
最近のiOSでは「すべての人」にしても一定時間後に自動で制限がかかる仕様や、コードを共有して一定期間だけ受信を許可する機能も導入されています。そのため、以前は普通に送れた相手でも、時間がたって設定が戻ってしまい、「エアドロップ 送信できない」と感じることがあります。相手側にも協力してもらって、「今、AirDropはどういう設定になっているか」を一緒に確認してみてください。特に人の多い場所では、セキュリティのために「受信しない」にしている人も多いので、送信用に一時的に設定を変えてもらうとスムーズです。
端末同士の距離・向き・機内モードをチェックする
AirDropは、おおよそ10メートル以内での利用が想定されています。間に壁や人が多く挟まると、距離はもっとシビアになります。相手が別の部屋にいたり、カバンの中に端末を入れたままだと、一覧に表示されなかったり、送信途中で失敗しやすくなります。Appleサポート+1
「エアドロップ 送信できない」と感じたら、まずはお互いの端末を手に持って、1〜2メートルくらいまで物理的に近づいてみてください。また、机の下やポケットの中よりも、画面を相手の方に向けて持ち上げた方が安定しやすいです。そして意外と忘れがちなのが機内モード。どちらかの端末が機内モードのままだと、AirDropはまずうまく動きません。飛行機内や病院などで以前機内モードにして、そのまま解除し忘れていることもあるので、一度確認しておきましょう。
再起動と簡単なリセットで解決するケース
ここまでの基本を確認しても、まだエアドロップ 送信できない場合は、端末の再起動を試してみましょう。スマホやPCのちょっとした不具合は、メモリの状態や一時的なバグが原因になっていることが多く、単純な再起動だけで解決することも少なくありません。OTOFLY+1
iPhoneなら電源ボタンと音量ボタンの長押しからスライドで電源オフ、数十秒待ってから再度電源オンします。MacならAppleメニューから「再起動」を選ぶだけです。再起動後には、もう一度Wi-Fi・Bluetooth・AirDrop設定が正しくオンになっているかを改めて確認してから、送信テストをしてみてください。
再起動と合わせて効果があるのが、Wi-FiやBluetoothをいったんオフにしてからのオン、いわゆる「ラジオの入れ直し」です。これで無線の状態がリセットされ、通信周りの一時的な不具合が解消されることがあります。ここまでが「まずは試したい超基本」。この段階で直る人もかなり多いので、焦らず一つずつ潰していきましょう。
iPhone・iPadでエアドロップ 送信できないときの対処法
コントロールセンターからAirDropを正しくオンにする手順
iPhone・iPadでは、AirDropのオン/オフをコントロールセンターから素早く切り替えられますが、ここでタップの仕方を間違えている人が意外と多いです。まず画面右上からスワイプしてコントロールセンターを開き、Wi-Fi・Bluetooth・モバイルデータなどが並んでいる四角を長押しします。すると、その中にAirDropのボタンが現れるので、もう一度タップして「連絡先のみ」または「すべての人」などを選びます。
このとき、「受信しない」のままになっていないか、必ず確認してください。また、最新のiOSでは「すべての人」にしても一定時間後に自動で制限がかかります。「さっきまで表示されていたのに、急に相手が消えた」という場合は、この制限が働いている可能性があります。送信する直前に、もう一度コントロールセンターからAirDropの状態をチェックする癖をつけると、トラブルがだいぶ減ります。
さらに、顔写真や名前が他人に見えるのが嫌で、「連絡先のみ」に固定している人も多いです。その場合、連絡先アプリにお互いの電話番号やApple IDメールが登録されていないと一覧に出てこないので、「ひとまず今だけすべての人にしようか」といった柔軟さも必要になります。状況に応じてうまく切り替えていきましょう。
個人用ホットスポット・インターネット共有が邪魔していないか
iPhoneでテザリング(インターネット共有)をオンにしていると、AirDropがうまく動かなくなることがあります。個人用ホットスポットは、Wi-Fi機能を「インターネット共有用に占有する」ような動きをするため、AirDropとの相性が悪いと言われています。MacRumors+1
エアドロップ 送信できないと感じたら、まずは「設定」→「インターネット共有」で個人用ホットスポットがオンになっていないかを確認しましょう。オンになっていたら、一度オフにしてからAirDropを試します。また、他の端末があなたのiPhoneにテザリング接続している最中も同様に不安定になることがあります。その場合は、接続を切ったうえで再度AirDropにチャレンジしてみてください。
職場などで、ノートPCをiPhoneのテザリングで常にネット接続している人は、このパターンにハマりがちです。「ネットをつなぎつつAirDropも使いたい」のは正直なところですが、トラブルが続くようなら、送信の間だけテザリングを切るのが現実的な解決策です。
スクリーンタイム・コンテンツ制限でAirDropがブロックされていないか
子どものiPhoneや、会社から支給されている端末では、スクリーンタイムや構成プロファイルでAirDrop自体が制限されていることがあります。「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」→「許可されたApp」の中で、AirDropがオフになっていると、コントロールセンターにボタンが現れなかったり、常に「エアドロップ 送信できない」状態になります。Apple Support Communities
自分で制限をかけた覚えがなくても、家族や管理者が設定している場合もあるので、パスコードが分かるなら一度中身を確認してみましょう。もし会社支給の端末で、管理用のプロファイルが入っている場合は、自分では設定を変更できないこともあります。そのときは、無理にいじらず情報システム部や管理者に相談するのが安全です。
また、最近のiOSには「通信の安全性」機能など、プライバシーや安全性を守るための仕組みが増えています。これらがAirDropの表示や挙動に影響することもあるので、必要以上に制限を厳しくしすぎていないか、一度見直してみると良いでしょう。
大容量動画・HEIF画像で送信に失敗するときの対処法
AirDrop自体には実質的なファイルサイズ制限はありませんが、あまりに大きな4K動画や長時間のムービーを一度に送ろうとすると、途中で失敗することがあります。特に、バッテリー残量が少ない状態や、端末が熱を持っているときは、処理が不安定になりがちです。ウィキペディア+1
大きな動画を送りたい場合は、まずは数本に分割できないかを検討してみてください。iPhoneの写真アプリでトリミングして、数分単位に切り分けて送ると成功率が上がります。また、最近のiPhoneは写真をHEIF形式で保存することが多く、古いMacや、相手の環境によっては表示や変換に時間がかかることがあります。その場合は、「設定」→「カメラ」→「フォーマット」で一時的に「互換性優先」に切り替えて撮影する、あるいは送信前に写真アプリから「ファイル」アプリへ書き出しておくと、変換プロセスが安定しやすくなります。
どうしても大容量の動画がAirDropで送れないときは、iCloudリンクやクラウドストレージにアップロードしてURLを共有する方法も選択肢に入れましょう。状況に応じて、AirDropと他の手段を使い分けるのがストレスを減らすコツです。
iOSアップデートとネットワーク設定リセットで根本解決を狙う
ここまで試してもiPhoneでエアドロップ 送信できない場合は、iOS自体の不具合や、ネットワーク設定の混乱が原因になっている可能性が高いです。まずは「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から、アップデートがないかを確認しましょう。AirDropの安定性向上やバグ修正は、地味にアップデートに含まれていることが多いからです。Beebom
それでもダメなら、「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」を実行する手もあります。これを行うと、Wi-FiのパスワードやVPN設定などがすべて消えてしまうので、事前に必要な情報をメモしておくことが大切です。
ネットワーク設定のリセット後は、Wi-Fiに再接続し、Bluetoothをオンにし直してからAirDropを試してみてください。それでも改善しない場合は、後述する「最終手段」に進むタイミングです。
MacでAirDropのファイルが送信できないときの対処法
FinderのAirDrop画面と「検出可能な相手」の設定を確認
Macで「エアドロップ 送信できない」ときは、まずFinderのAirDrop画面を開くところから始めるのが基本です。DockのFinderアイコンをクリックして、サイドバーの「AirDrop」を選ぶと、近くのデバイスが一覧に表示されます。この画面の下側にある「このMacを検出可能な相手」メニューが、「誰でも」または「連絡先のみ」になっているかを確認しましょう。「なし」やそれに近い状態だと、他の端末から見つけてもらえません。Appleサポート+1
また、AirDrop画面を開いた直後は、相手の名前が表示されるまで数秒〜十数秒かかることがあります。焦って何度も閉じたり開いたりするより、いったん開いたまま少し待ってみると安定します。iPhoneからMacへ送る場合も、Mac側でこのAirDrop画面を開いておくと検出されやすくなるので、習慣にしておくと便利です。
MacのWi-Fi・Bluetooth・ファイアウォール設定を見直す
Macでも、AirDropはWi-FiとBluetoothを両方使います。画面右上のコントロールセンター(または個別のアイコン)から、どちらもオンになっているか確認しましょう。また、Wi-Fiの接続先が極端に不安定な場合や、VPNを経由している場合は、検出や送信がうまくいかないことがあります。一度Wi-Fiをオフにしてからオンにし直し、できれば別の安定したネットワークに接続し直してみてください。Appleサポート+1
もう一つの落とし穴が、ファイアウォール設定です。「システム設定」→「ネットワーク」または「プライバシーとセキュリティ」→「ファイアウォール」から設定画面を開き、「受信接続をブロック」系の項目が過度に厳しくなっていないかチェックしましょう。セキュリティソフトを別途入れている場合も、同様のブロック機能が働いていることがあります。一時的にオフにして試すか、「AirDrop関連のシステムサービスは許可」といった設定ができないか、マニュアルを確認してみると良いです。
古いMac/古いOSでAirDrop自体が非対応の可能性
意外と見落とされるのが、「そもそもそのMacでは、今のiPhoneと快適にAirDropできる前提になっていない」というケースです。AirDropは、古いOSや古いハードウェアだと、対応していてもかなり制限が多かったり、Mac同士でしか使えなかったりします。特に、macOSを長年アップデートしていない場合、iPhoneとの連携機能が今の仕様に追いついていないことがあります。Appleサポート+1
「このMacは古いけど、昔は普通に使えていたのに…」という場合も要注意です。iPhone側が新しいOSになったことで、かえって互換性が悪くなってしまうパターンもあります。その場合は、Mac側のOSアップデートを検討するか、どうしてもアップデートできないなら、AirDropに頼りすぎず別の共有方法(iCloud、USBメモリ、クラウドストレージなど)をメインにする方が現実的です。
社内ネットワークやセキュリティソフトがブロックしているケース
会社や学校のネットワークでMacを使っている場合、セキュリティポリシーとしてAirDropの利用が制限されていることがあります。AirDropは基本的に近距離の直接通信ですが、一部の検出や機能はネットワーク設定の影響も受けます。社内のWi-Fiに接続すると急に「エアドロップ 送信できない」状態になるなら、このパターンの可能性が高いです。
また、企業向けのセキュリティソフトや管理ツールがインストールされている場合、ファイル共有系の機能がまとめて制限されていることがあります。この場合、自分でいじるとポリシー違反になることもあるため、素直に情報システム担当者に相談した方が安全です。
プライベートのMacでも、市販のセキュリティソフトがAirDropの通信をブロックしていることがあります。一時的に「保護を停止」して試してみて、AirDropが動くようなら、例外設定で許可できないかマニュアルを確認しましょう。
iPhone⇔Mac間だけ送れないときのチェックポイント
「iPhone同士なら送れるのに、iPhone⇔Macだけエアドロップ 送信できない」というパターンもよくあります。この場合、どちらか一方の設定ではなく、Apple IDや連係機能周りが原因になっていることがあります。iPhoneとMacの両方で、同じApple IDでサインインしているかを確認し、必要なら一度サインアウト・再サインインしてみてください。Appleサポート+1
また、iPhone側で「連絡先のみ」にしている場合、Macの連絡先カードに自分の情報が正しく登録されていないと、うまく認識されないことがあります。連絡先アプリで、自分のカードに電話番号やApple IDメールがきちんと入っているか確認しましょう。
それでもダメなときは、iPhoneとMacの両方でWi-Fi・Bluetoothをオフ→オン、両方を再起動、AirDrop設定の切り替え(受信しない→すべての人→連絡先のみ)などを順番に試していきます。片方だけではなく、両方の端末で同じ手順をやるのがポイントです。
状況別「エアドロップ 送信できない」よくあるパターン
相手の名前やアイコンが一覧に出てこない
一番よくあるのが、「そもそも相手の名前がAirDropの画面に出てこない」という症状です。この場合、まず疑うべきは受信側の設定です。相手のiPhone・MacでAirDropの受信設定が「受信しない」になっていないか、「連絡先のみ」になっているのに連絡先登録ができていないのかを確認します。特に初対面の相手や、仕事で一度だけ会う人とは、連絡先を交換していないことも多いので、「今だけすべての人にしてもらう」という運用が現実的です。Appleサポート+1
それでも表示されないときは、Wi-Fi/Bluetoothのオン・オフ、機内モード、端末同士の距離など、基本チェックにいったん戻ってください。じつは、自分側ではなく相手側の機内モードやテザリングが原因になっているケースも少なくありません。「今、そっちのWi-FiとBluetoothはオンになってる?」と一言声をかけて、一緒に画面を見ながら確認するのが一番早くて確実です。
ずっと「待機中」「送信中」のまま終わらない
相手の名前は表示されるのに、送信をタップしたあと「待機中」や「送信中」のまま、いつまでたっても終わらない…というパターンもよくあります。これは、電波状態が不安定だったり、端末が処理に詰まっている可能性が高いです。まずは、お互いの端末をすぐ近くまで近づけて、Wi-Fi/Bluetoothのオン・オフをやり直してみてください。
次に確認したいのが、ファイルサイズです。4K動画や長時間の画面録画など、数GB級のデータをいきなり送ろうとしていないでしょうか。そうした大容量データは、処理に時間がかかるだけでなく、途中で省電力モードや温度制御が働いて失敗しやすくなります。可能なら、ファイルを短く分割して送るか、iCloudリンクなど別の手段も併用してみましょう。
送信側・受信側のどちらかがロック画面のままだったり、スリープに入っていると失敗することもあるので、送信中は両方とも画面をオンにしておくのが安心です。
一度は送れたのに急にAirDropできなくなった
昨日までは普通に使えていたのに、今日になって突然エアドロップ 送信できない…という場合は、「何かを変えた直後ではないか」を思い出してみてください。iOSやmacOSをアップデートした、新しいVPNやセキュリティアプリを入れた、Wi-Fiルーターを買い替えた、などのタイミングで不具合が出ることがよくあります。Beebom+1
もしOSアップデート直後なら、まずは端末の再起動と、基本的な設定の見直しを一通りやってみましょう。それでもダメなら、ネットワーク設定リセットや、問題が出る前に入れたアプリを一時的に削除・無効化するのも選択肢です。
また、AirDropの仕様自体がアップデートで少しずつ変わることもあります。「すべての人」設定の時間制限や、コード共有による受信許可など、新しい機能が増えることで、以前と同じ感覚で使うと戸惑うこともあります。Appleのサポートページをさらっと眺めて、今の仕様をざっくり把握しておくと、原因の切り分けがしやすくなります。
特定の相手・特定のアプリだけ送れない
家族には普通に送れるのに、特定の同僚だけエアドロップ 送信できない、写真は送れるのに特定アプリのデータだけ送れない、という場合もあります。このときは、「誰から誰へ」「どのアプリから送ろうとしているか」を細かく整理すると原因が見えやすくなります。
特定の相手にだけ送れないときは、その人の受信設定やスクリーンタイム、会社の管理設定などが原因になっている可能性が高いです。本人に設定画面を見せてもらいながら、一緒にチェックするのが一番早道です。
特定のアプリだけ送れない場合は、そのアプリがAirDrop共有に対応していない、またはアプリ側の制限で許可していないことがあります。いったんアプリ内の共有メニューではなく、ファイルをいったん写真アプリやファイルアプリに書き出してから、そこからAirDropで送れるかどうか試してみましょう。アプリ独自の形式で保存されているデータは、そもそもAirDrop向きではないこともあるので、その場合は別の共有手段を検討する必要があります。
外出先やカフェなど特定の場所でだけ失敗する
自宅では問題なく使えるのに、職場やカフェ、イベント会場など特定の場所だとエアドロップ 送信できない…ということもあります。人が多い場所では、周囲のWi-FiやBluetooth機器が多すぎて、電波が混雑してしまうことがあります。また、店舗やイベント側の機器が、周囲の無線通信に影響を与えているケースもゼロではありません。
この場合は、まず端末同士をできるだけ近づけ、混雑していなさそうな場所に少し移動してみます。それでもダメなら、いったんその場でのAirDrop利用をあきらめ、後で落ち着いた場所に移動してから再挑戦する方がストレスが少ないです。
職場のWi-Fiにつないだ途端に使えなくなる場合は、前述の通り社内ポリシーで制限されている可能性もあります。その場合は無理に回避しようとせず、自宅やモバイル回線環境での利用に割り切るのが安全です。
それでもエアドロップ 送信できないときの最終手段と代替案
Apple公式サポート手順を一通り試す
ここまでの対策を試してもエアドロップ 送信できない場合、Apple公式のサポートページに掲載されている手順を、落ち着いて最初からなぞってみることをおすすめします。公式手順では、Wi-FiとBluetoothの確認、AirDropの受信設定、端末同士の距離、再起動など、基本的なポイントが網羅されています。Appleサポート+1
公式ページの良いところは、「どこからどこまで試したか」を客観的に説明しやすい点です。もしサポート窓口に相談することになった場合でも、「ここに書いてあることは全部やりました」と伝えられるので、話がスムーズに進みます。時間に余裕があるときに、スクリーンショットを撮りながら一つずつチェックしていくと、自分の環境を整理する意味でも役立ちます。
バックアップを取ってからの設定リセット・初期化
本当にしつこい不具合の場合、iPhoneやMacの設定ファイル自体が壊れていることがあります。その場合の最終手段として、「設定のリセット」や「初期化」が選択肢に入ってきます。iPhoneなら、iCloudやPCにバックアップを取ったうえで、「すべてのコンテンツと設定を消去」を実行し、まっさらな状態から復元する方法です。Beebom
Macでも、重要なデータを外付けディスクやクラウドにバックアップしてから、macOSの再インストールやクリーンインストールを行うことで、不具合が解消されることがあります。ただし、どちらも手間とリスクがそれなりにある作業なので、必ずバックアップを二重三重に確認し、「本当にそこまでやる必要があるか」をよく考えてから実行しましょう。
「AirDropのためだけに初期化するのはちょっと…」という感覚ももっともです。その場合は、次に紹介する代替手段の検討も重要になります。
iCloudリンク・共有アルバムなど別の共有方法を使う
AirDropがどうしても安定しない環境では、そもそもAirDropに固執しないという選択も大事です。Apple公式が用意している方法だけでも、iCloudリンク、共有アルバム、共有フォルダなど、いくつもの手段があります。写真アプリから「リンクをコピー」でiCloudリンクを作れば、大きな動画でもURL一つで相手に渡せますし、仕事であればクラウドストレージサービス(OneDriveやGoogleドライブなど)を組み合わせるのも現実的です。Appleサポート+1
LINEやメールで送ると画質が落ちてしまうケースもありますが、iCloudリンクやクラウドストレージ経由なら、元の画質のまま渡せることが多いです。「その場ですぐ渡したいのか」「画質を優先したいのか」「履歴を残したいのか」など、目的に応じて使い分けるのがコツです。
大事な仕事のデータを安全にやり取りするコツ
仕事の資料やクライアント情報など、大事なデータをやり取りするときは、「早く渡せること」と同じくらい「安全に渡せること」も重要です。AirDropは近距離限定で暗号化されているため比較的安全ですが、人の多い場所で「すべての人」にしていると、誤送信のリスクもゼロではありません。送信前に相手の名前やアイコンをよく確認し、必要がなければ「連絡先のみ」に戻しておきましょう。Appleサポート+1
機密性が高いデータは、パスワード付きZIPにしてクラウドストレージで共有したり、会社指定のセキュアなファイル共有サービスを利用する方が無難です。AirDropはあくまで「近くの人にサッと渡す」ための道具と割り切り、重要データには別のチャンネルを用意しておくと安心感が大きく違います。
今後AirDropトラブルを減らすための日常的な習慣
最後に、今後「エアドロップ 送信できない」トラブルに悩まされないための小さな習慣をいくつか挙げておきます。まず、OSアップデートはあまり放置しすぎず、ある程度落ち着いたタイミングで適宜行うこと。次に、Wi-FiやBluetoothのオン/オフをやたら頻繁に切り替えないこと(特に省電力目的でオフにしっぱなしにしない)。
また、家族や仕事相手とは、事前に連絡先をきちんと交換しておくのも有効です。「連絡先のみ」設定でもストレスなく使えるようになります。さらに、AirDrop以外の共有手段も一通り触っておき、「いざとなったらこれで送ればいい」という保険を持っておくと、気持ちがかなりラクになります。
日頃から少しだけ意識しておくだけで、AirDropはぐっと頼れる存在になります。
まとめ:エアドロップ 送信できない原因を一つずつ潰していこう
ここまで見てきたように、「エアドロップ 送信できない」ときの原因は、実はそれほど複雑ではありません。多くは、Wi-FiやBluetoothのオン/オフ、AirDropの受信設定、端末の距離や向き、テザリングやスクリーンタイムなどの設定が少し噛み合っていないだけです。
大事なのは、「なんとなく連打して試す」のではなく、原因候補を一つずつ順番に潰していくことです。まずは基本チェック、その次にiPhone側・Mac側の詳しい設定、状況別のパターン、そして最終手段や代替案…という流れで進めれば、どこかの段階で必ずヒントが見つかるはずです。
また、AirDropはとても便利な一方で、環境やバージョンの影響を受けやすい機能でもあります。完璧を求めすぎず、「ダメなら別の手段を使えばいいや」と少し肩の力を抜くことも大切です。このブログの記事を手元に置きながら、一つずつチェックしてもらえれば、きっと今よりずっとスムーズにファイル共有ができるようになるはずです。