秋が深まる11月、東京・八王子の高尾山が赤や金色のもみじで染まります。
毎年恒例の「高尾山もみじまつり」では、紅葉の絶景と地元の味覚を同時に楽しめる特別な2日間が開催。アクセスや駐車場情報、混雑回避のコツ、絶景撮影スポットなど、2025年版の最新情報をまとめました。
これを読めば、高尾山の秋を100%満喫できます!
混雑を避けるベストな時間帯とルート攻略法
朝・昼・夕方、それぞれの楽しみ方
高尾山は一日中楽しめる紅葉スポットです。時間帯によってまったく違う表情を見せてくれるため、自分のスタイルに合わせて訪れる時間を選ぶのがポイントです。
**朝(〜9時)**は、空気が澄みきっており、人も少なめ。太陽の光に照らされた紅葉が金色に輝き、写真撮影にも最適です。登山道をのんびり歩きたい人や、静けさを味わいたい方におすすめ。
**昼(10〜14時)**は、もっとも賑わう時間帯。ケーブルカーや薬王院周辺は行列になりますが、出店も多く、活気ある「もみじまつり」の雰囲気を満喫できます。人の多さもお祭りの一部として楽しむのもアリです。
**夕方(15〜17時)**は、日が傾いて紅葉がより深い色合いに変化する“黄金タイム”。山頂から見下ろす夕景は感動ものです。夜間ライトアップがある年なら、そのまま夜景と紅葉の共演も堪能できます。
ケーブルカーや登山道の混雑傾向
紅葉シーズン中、ケーブルカーは常に人気。特に午前10時〜12時は待ち時間が30〜60分ほど発生します。
混雑を避けるなら、上りはケーブルカー、下りは徒歩がおすすめ。下りの登山道から見る紅葉のトンネルは圧巻ですし、歩いても1時間ほどで下山できます。
また、登山道1号路は観光客が多いですが、6号路や稲荷山コースは比較的空いています。写真を撮りながらゆっくり歩きたい方は、これらのルートを選ぶとよいでしょう。
平日・休日の混雑比較データ
高尾山観光協会のデータによると、11月の土日祝日の来訪者数は1日あたり約5〜7万人。平日はその半分以下です。
つまり、ゆっくり紅葉を楽しみたい方は、**平日(特に火曜〜木曜)**が断然おすすめです。
天候も大きなポイントで、晴れの日は混みますが、曇りの日は比較的空いています。写真撮影にも柔らかい光が入りやすく、実は“曇天日”が狙い目です。
混雑を避けたい人向けおすすめルート
混雑を避けるなら、以下のルートがおすすめです:
目的 | おすすめルート |
---|---|
絶景を楽しみたい | 1号路(ケーブルカー利用) |
静けさを味わいたい | 6号路(水音の道) |
写真を撮りたい | 稲荷山コース(展望デッキあり) |
ファミリー向け | ケーブルカー+薬王院コース |
時間に余裕がある方は、行きと帰りで別ルートを選ぶと、2倍楽しめますよ。
高尾山の紅葉撮影スポットベスト5
登山道の「もみじトンネル」
ケーブルカー清滝駅を過ぎてしばらく歩くと、木々が紅く染まる「もみじトンネル」が現れます。光が差し込む時間帯(9〜10時頃)は、赤や黄色の葉が輝き、幻想的な写真が撮れる人気スポットです。スマホでも十分美しく撮れますが、一眼カメラなら光のグラデーションがさらに引き立ちます。
ケーブルカー車窓からの紅葉パノラマ
高尾山ケーブルカーは日本一の急勾配としても知られ、その角度から見る紅葉の景色はまるで“紅葉の海”。車窓から見下ろす景色は圧巻で、紅葉が山肌を染め上げる様子を一望できます。窓際の席を取るなら、登りは左側、下りは右側がおすすめです。
山頂展望台から見る都心と紅葉の共演
山頂に到着したら、ぜひ展望台へ。ここからは都心のビル群や多摩エリアの街並みが一望でき、晴れた日には富士山まで見渡せます。足元には紅葉した木々が広がり、赤・黄・緑のグラデーションが美しい。特に16時前後の夕陽が差し込む時間は、まるで絵画のような光景になります。
薬王院と紅葉のコントラスト
高尾山のシンボルとも言える「高尾山薬王院」は、朱塗りの建造物と紅葉のコントラストが絶妙。境内の「四天王門」や「天狗像」の周辺は特に人気の撮影ポイントで、和の美しさを感じられる1枚が撮れます。紅葉の季節は参拝客も多いので、午前中の早い時間が狙い目です。
夜間ライトアップと参道の幻想的な雰囲気(実施時)
夜の高尾山は、昼間とはまったく違う表情を見せます。2025年も実施される見込みの「紅葉ライトアップ」では、参道のもみじや薬王院の階段がライトで照らされ、幻想的な空間に。特に、行灯(あんどん)風のライトと紅葉の組み合わせは、SNS映え間違いなしです。
ライトアップは例年17:00〜19:00頃まで。防寒対策を忘れずに。
高尾山もみじまつり2025をもっと楽しむための豆知識
紅葉シーズンの服装・持ち物リスト
高尾山は標高があるため、都心より気温が3〜5℃低くなります。11月は朝晩冷え込むため、薄手のダウンジャケットやマフラー、手袋があると安心です。
また、登山道は滑りやすいため、スニーカーやトレッキングシューズがおすすめ。小型リュックに水筒・モバイルバッテリー・タオルを入れておくと便利です。
おすすめグルメ&おみやげスポット
高尾山といえば、「天狗焼」や「とろろそば」が名物!山頂や参道沿いで販売されているので、紅葉狩りの途中でぜひ味わいましょう。
お土産には、高尾山限定の「もみじ饅頭」や「薬王院のお守り」も人気。京王高尾山口駅の「TAKAO 599 MUSEUM SHOP」では、おしゃれな限定グッズも販売されています。
家族・カップル・一人旅、それぞれの楽しみ方
家族連れはケーブルカー+1号路で無理なく紅葉ハイキングを。
カップルなら夜のライトアップや山頂の夕景デートがおすすめ。
一人旅は、朝の静けさの中で紅葉を眺めながら心をリセット。
どんなスタイルでも、それぞれに楽しめるのが高尾山の魅力です。
SNS映えする写真の撮り方のコツ
紅葉の赤をきれいに撮るコツは、「逆光気味に撮る」こと。太陽を背にせず、斜め前方から光を受けるように構えると、葉が透けて輝きます。また、地面の落ち葉や人のシルエットを入れると“秋らしい雰囲気”がぐっと高まります。
スマホでも「ポートレートモード」や「HDR」を使うと、明暗がはっきりして美しく仕上がります。
下山後に立ち寄りたい温泉・カフェ情報
登山後の疲れを癒すなら、「京王高尾山温泉 極楽湯」へ。駅のすぐ隣にあり、露天風呂からは紅葉を眺めながらリラックスできます。
また、カフェ派には「高尾ベースキャンプ」や「Takaosan Café」でホットドリンクとスイーツを。紅葉帰りの休憩にぴったりです。
まとめ:秋の高尾山で、五感を満たすもみじ時間を
高尾山もみじまつり2025は、紅葉・食・文化・自然が一体となった秋の一大イベントです。
昼は鮮やかなもみじ、夜は幻想的なライトアップ、そして山頂からの絶景。アクセスの良さと安心感で、初心者でも気軽に秋の絶景を楽しめます。
混雑を避けたいなら早朝、ゆっくり過ごすなら平日。
家族でもカップルでも、一人でも満足できる紅葉旅を、ぜひ今年の高尾山で味わってみてください。